works&fujiizaki

プロジェクトをご紹介します。

リノベーション・内装商業施設

2011.08.22

わわわわわわららかわ紙展 会場レイアウト設計

2011.8.22 – 2011.8.27

ハニカム構造で構成された和紙製の盤をワイヤーで吊り下げた、「和紙ハニカム吊天井」を提案しました。
和紙を建築空間に利用しようと、和紙特有の光の透け感や、丈夫さ、軽さという性質を生かせるような天井をつくることを考えました。
3.11未曾有の大震災を経験した日本では、天井の落下による二次的災害の低減を目的とした天井の軽量化が注目されている中で、和紙を使った新しい天井の提案です。

また、展覧会の会場構成として、各展示スペースを緩やかに仕切るために、既存の障子を装い新たにパーティション「わしきり」として製作し展示販売しました。
今回使用した障子は、不要となり建築の解体現場におかれていたものであり、多種多様な和紙を利用し各々に個性を付け足しました。
障子は白木の組子に障子紙が貼られているものという普遍的な概念からの、すこし違った提案です。(艶、墨、うらおもて、白、えりちゃんの靴 )

私たちは、和紙の可能性を建築空間へと広げていけるように今後も取り組んでいきたいと考えています。


プロジェクト名:女子七人による七色発案 わわわわわわららかわ紙展
所在地:小津和紙 小津ギャラリー  東京都中央区日本橋本町3-6-2
その他:共同出展者 いわいえり
      大橋奈津子
      加藤ゆわ
      斉藤まりこ
      清水祐貴